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台所用品-フライパンの選び方

台所用品-フライパンの選び方

フライパンをデザインや価格だけで選んで買ってしまい、使いづらいと感じたり、すぐダメになったりしていませんか?
フライパンを用途に合わせて選ぶことで、使いやすいうえに、料理のアップグレードにも繋がるかも…!
自分の生活スタイルにぴったりなフライパンを選んでいきましょう。

選び方のポイント

フライパンには素材や加工形態など、さまざまな種類があります。
選び方のポイントとなるのは
・自分の暮らしに合ったサイズか 
・何の素材を使っているか 
・どのような加工をされているか
の3つです。
それぞれの特徴を細かく確認して、自分に合うものかどうかを選ぶことが大切です。

吟味して出会ったお気に入りのフライパンを使うために、最初に自宅で使えるかどうかの基本事項を確認しましょう。

サイズの目安

フライパンを選ぶ際に、漠然と大きさを選んでいませんか?

1人暮らし
2人暮らし
3~4人暮らし
5人以上

家族の人数に適したサイズを知って、適切な大きさのフライパンを選びましょう。

素材で選ぶ

フライパンは、素材によってそれぞれの特徴や適切な使い方が異なるため、
それぞれの素材の特徴を知り、自分の使い方に合っているか確認しましょう。

ステンレス

ステンレス

ステンレスフライパンの一番の魅力は、
お手入れが簡単な点です。
汚れが落ちやすいので後片付けが楽に済み、
錆びにくく丈夫なので長持ちします。
保温性が高く一度熱すると冷めづらいため、
煮込み料理やステーキなどに最適です。
ガス火、IHどちらでも使用可能です。

アルミニウム

アルミニウム

アルミニウムのフライパンは、価格帯も低く、
熱伝導率が良く、軽くて扱いやすいのが特徴です。
軽くて持ち上げやすいので、チャーハンや野菜炒めなど
フライパンを振ったり煽ったりする料理に向いています。
アルミニウムのフライパンはIHでは使えないので、
注意してくださいね。
※オールメタル対応のIHでは使用可能です。
ご使用のIHの取扱説明書を確認のうえ、使用してください。

鉄

鉄フライパンは、耐熱性が高く
強火にも耐えられる頑丈さが特徴です。
保温力も高いので、揚げ物や中華料理などの
高温調理に向いています。
また、油ならしや日々の正しいメンテナンスをしっかり行えば、
100年以上使える一生モノとも言われています。
ガス火にもIHに対応しているので、
引越しなどで熱源が変わっても買い替える必要がありません。

Tips

鉄フライパンを使い始める前に 鉄フライパンを購入して初めて使う前、油ならし(シーズニング)をしっかり行わないと食材が引っ付いてしまったり、錆びてしまう原因になります。
正しい油ならしをして、鉄フライパンを育てていきましょう。

油ならしの手順

①洗剤で洗う①洗剤で洗う

表面のサビ防止コーティングを洗剤で落とします。洗い終わった後は水分をしっかりふき取りましょう。

②空焼きをする②空焼きをする

フライパンを強火にかけて、サビ防止のコーティングを焼き切ります。強火にかけていると、フライパンの色が青色に変化していきます。全体がまんべんなく青色になり、煙が出なくなったら焼き切った証拠です。ここで火を止めて粗熱を取ります。

③再度洗う③再度洗う

素手で触れるくらい粗熱が取れたら、スチールたわしと洗剤を使って全体を洗っていきます。洗い終わったら、水分をしっかりふき取りましょう。

④油を塗る④油を塗る

フライパンが乾いたら、火にかけながら油を塗って馴染ませます。使用する油は食用油で問題ないですが、乾性油(亜麻仁油・エゴマ油等)が最適といわれています。
火にかけているので当然ですが、フライパンも油も高温になるので注意してください。布やキッチンペーパーに油をしみこませ、菜箸やトングを使って油を塗りましょう。
火を止めてフライパンの温度が下がったら、裏面(火に当たる面)と持ち手にもしっかりと油を塗ってください。

これでシーズニングは完了です。

加工で選ぶ

フライパンは、焦げ付かないようにフッ素樹脂やセラミックなどで表面に加工が施されているものが多くあります。
加工が劣化すればフライパン自体が使えなくなるため、耐久性の高いものを選ぶのが大切です。

コーティング層の数

コーティング層の数

コーティングには層があり、層の数が多いほど耐久性が高いと言えます。
いくら強度が高い加工を選んでも、加工は摩耗するためいずれ劣化します。
加工が何層にもなっていればその分丈夫で劣化しづらくなり、フライパンを長持ちさせることができます。

コーティングの種類

コーティングの種類

フライパンの加工と一口に言っても、さまざまな種類があります。
自分の使用環境も加味して選ぶようにしましょう。

加工の寿命

加工されているフライパンは加工が劣化すれば使えなくなります。
フッ素樹脂の加工とセラミックの加工、どちらも寿命は約2年です。
火加減や使用状況によってはもっと早く寿命が来てしまうこともあります。
料理中、食材がくっつきやすくなってきたと感じたら、買い替えを検討しましょう。

フライパンのQ&A

Q:通常のフライパン以外で使いやすいものがあれば教えてほしい
A:いくつかご紹介します。

一人暮らしなどで収納が少ない場合
1つで7役こなせるマルチポットや、取っ手がとれるフライパンを使うと収納スペースを節約できます。取っ手がとれるフライパンであれば、そのまま食卓に出すことも可能。洗い物も減らせます。

ちょっとずついろいろ作りたい場合
朝ごはんやお弁当用に少しずつ何品か料理をしたい場合、仕切りが付いているセパレートパンがおすすめ。

Q:鉄フライパンを使いたいが、錆そうで心配…
A:鉄フライパンはお手入れと管理をしっかりすれば錆びることはありません。
使い始めの時は油ならし(シーズニング)をしっかりし、フライパンに油膜を作るようにしましょう。
料理を作った後の鉄フライパンは冷めないうちに、お湯とたわしで洗い、汚れを落とします。洗い終わった後は火にかけて、水分を飛ばすのも忘れずに。

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