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寝室-枕の選び方

選択肢が多くてなかなか自分にぴったりの枕に出会えない…そんな枕難民の方も多いはず。
そんなあなたにきっと役立つ、枕選びで大切なポイントをまとめました。
選ぶ基準を見直して、快適な眠りを手に入れましょう！

その枕、本当に合ってる？

起きた時に肩がこっている、首が痛む。なかなか治らないいびき。寝たはずなのに疲れが取れない…。
そんなお悩みの原因は枕かもしれません。
高さ・かたさ・大きさの３つのポイントを見直して、自分にぴったりの枕を見つけましょう。

高さ

まっすぐ立っている姿勢をそのまま横に倒した状態が、理想の寝姿勢とされています。

頚椎がS字カーブを描くためには、敷き寝具との間に隙間ができますよね。隙間を適切に埋めて、寝ている間の頭と首を支えられる高さが枕には必要です。
横向き・仰向け・うつぶせなど、どの体勢で寝るかも高さを選ぶ際のポイント！また、敷き寝具との相性も大切です。

たかめがっちりした体型の方が好む傾向にあります。横向き寝の方におすすめ。
ふつう万人受けの高さ。仰向け寝が多い方におすすめ。
ひくめうつぶせ寝や、細身の方、おこさまにおすすめ。

かたさ（素材）

やわらめが好き、かためじゃないと眠れない…枕に使われる素材は枕のかたさに直結します。
慣れ親しんだ触感や落ち着く音など、リラックスできる素材は人それぞれ。
しかし、ムレにくさやサポート力など、素材のもつ特徴から選ぶことも大切です。
今の枕が合わない場合は各素材の特徴を知り、新しい素材にチャレンジしてみましょう！

	特徴	お手入れ方法
ポリエステル	軽くてやわらかく、適度な弾力性が特徴。丸洗いできて衛生的。ただ、使っているうちにボリュームが落ちてくる。	普段のお手入れは、天日干しや、ほこりを掃除機で吸い取る。洗濯後はカビ防止のため十分に乾燥させる。
低反発ウレタン	ゆっくりと沈み込み、頭の重みを分散。フィット感があり、首や肩をやさしく支える。寒いとかたくなり、暑いと熱がこもってムレやすいのが難点。	水洗い不可。風通しの良いところで陰干し。
高反発ウレタン（ラテックス）	高反発素材はやわらかさと強い弾力性を兼ね備え、寝返りが打ちやすい。気温による変化がなく、通気性も良い。	水洗い不可。ラテックスは紫外線によって劣化するため、直射日光を避け、湿度の高い時期には風通しの良いところで室内干しを。
羽根	軸のある羽根（フェザー）。やわらかく適度な弾力性がある。吸放湿性に優れている。	基本的に水洗い不可。月に2～3回程度風通しの良いところで陰干しを。汚れたときは中性洗剤を薄めてたたくようにし、よく乾かす。
羽毛	水鳥の胸のやわらかい部分（ダウン）を50％以上使用。吸放湿性に優れ、軽くてやわらかい。
そばがら	通気性や吸湿性に優れ、熱を逃がす。古くなるとつぶれて外に出てくる場合も。湿度が高い時期には虫やカビに注意。アレルギーやぜん息の方には不向き。	水洗い不可。乾燥させることが大事で、こまめに天日干しをすれば虫よけにも。そばがらが割れてしまうため、たたかないよう注意。
パイプ	ストローを細かく切った形状で通気性や耐久性に優れてる。パイプのごつごつした感じや、寝返り時にガサガサした音が気になることも。	水洗い可。普段のお手入れとして、天日干しも良い。混合素材（半パイプまくらなど）もあるため、その場合は商品の取扱説明書や洗濯絵表示に従う。
コルマビーズ	球形のプラスチックボールに穴があいているもの。通気性が良く、クッション性と流動性がある。寝返り時にガサガサした音が気になることも。

大きさ

まず、正しい枕の当てかたを確認しましょう。
仰向けに寝た状態から頭を起こし、枕を肩にぴったりと当ててから、頭を下ろしてください。
背中、首、頭にかけて隙間がない状態を作りましょう。
まっすぐ立っている時のように、軽くあごを引いた姿勢が理想的です。
この状態を基本として、適切な枕の大きさを見ていきましょう。