収納-玄関収納の選び方
他人に見られることが多い玄関。いつもスッキリと片付いていてほしいのに、気を抜くとすぐに傘や靴でごちゃついてしまいます。玄関という限られた空間では、ちょっとした空きスペースでも上手に活用することがとても大切です。
多すぎる靴どうしてますか?
- どんどん増えていく靴。ひとつ買ったらひとつ処分、というふうにできれば理想的ですが、どれもお気に入りだったり、何よりも、まだ履ける靴を処分してしまうのはとてももったいないことですね。
そこで、おすすめの収納方法をひとつご紹介。それは、靴を一足ずつ箱に収納し、中に入っている靴の写真を付けておくという方法です。ポイントは、もともと入っていた箱は処分し、箱のデザインを統一すること。こうすることでグンと見栄えが良くなります。写真は箱に直接貼ってもOKですが、タグ状にしたり、市販の透明ポケットなどを利用すれば、別の靴に入れ替えた時に、簡単に写真を差し替えられて便利。
靴はシューズボックスに、と思ってしまいがちですが、毎日履かない靴を玄関に置いておく必要はありません。《お出かけ用の靴は各自のお部屋に》というふうにしておけば玄関の収納物は減り、しかもお部屋で服から靴まで全身コーディネートができて一石二鳥ですね。
玄関の収納アイテム
玄関の収納アイテムはたくさんありますが、どれもこれも全て揃える必要はありません。備え付けのシューズボックスがある場合はその収納量を把握し、足りないぶんだけを買い足すようにしましょう。またあらかじめ傘立てやスリッパラックが付いているものもあるので、何が必要なのか、何をどう収納するかをよく考えてから買い揃えましょう。
- A シューズボックス
シューズボックスは、玄関という狭い場所に置く家具。誤った選び方をしてしまうと、圧迫感のある息苦しい空間になってしまうので注意が必要です。購入前にはきちんと配置を決め、スペースに合ったものを選びましょう。また、シューズボックスを置くのが難しい場合は、圧迫感のないラックタイプもおすすめです。
- シューズスペーサー
シューズボックス内には、思いのほかデッドスペースがたくさんあるもの。シューズスペーサーなどを上手に活用し、靴と棚の間の空間などをムダなく使いましょう。
- B ウォールハンガー 壁に取り付けるので場所を取りません。
- C ポールハンガー 毎日使う上着や帽子はここに掛けて。
- D 傘立て デザイン重視の存在感のあるものから、隙間にも入るコンパクトサイズ、マグネットでスチールのドアに取り付けるものなど、様々なタイプがあります。傘立てにはよく使う傘だけを。あまり使わないものは物置などに収納しましょう。
- E スリッパラック お家にあるスリッパの数に合わせて選びましょう。
- F 収納付きスツール こまごましたものを収納でき、座って靴を履く時にも重宝します。
- G キーケース・キーハンガー ごちゃつくカギをひとまとめに。置く場所が決まっていれば、外出時にカギが見つからず慌てるということもありません。
玄関と靴
私たちの住む日本では、玄関で必ず靴を脱ぎ、土足で部屋の中に入ることはまずありません。そして東アジア、東南アジア、トルコなどの地域でも、日本と同じように玄関で靴を脱ぐという習慣がかなり多いと聞きます。一方、中国や欧米が靴を脱がない文化圏であることはよく知られていますが、最近ではそれぞれのライフスタイルによって、部屋の中では靴を脱ぐという家庭が増えてきています。但し脱ぐ場所は家庭によって異なり、日本のように玄関と特定されていないようです。文化や習慣の違いはあっても、やっぱり家の中では裸足が一番、ということなのかもしれませんね。