カーペットの選び方 カーペットには、お部屋の装飾というインテリア性、床の踏み心地の良さといった居住性、生活騒音を吸収する防音効果など、暮らしを快適にするための機能が数多く備わっています。

これだ!が見つかる。暮らしの豆知識

カットロック加工とは

部屋全体にカーペットを敷きつめたい時におすすめなのがこちら。「カットロック」とは、ご希望のサイズにカットして縫製する加工のことです。

  • お部屋のサイズを測ってください
    カーペットがお部屋より大きいと敷くことができません。お部屋の実寸より、たて、よこともにmm単位を切り捨てて、1cmほど小さめでオーダーしてください。斜めカット、カーブ(曲線)カットはできません。カットした箇所はロック加工(かがり縫い)となります。

フローリングの保護はもちろん、ものを落とした時の音と衝撃を吸収して、ものが壊れる危険性を低くします。また寒い時期には、足元からの冷えも防いでくれます。カーペットを敷くことは、防音性・安全性・保温性を高め、生活に良い効果を与えてくれるのです。

カーペットのサイズ一覧

カーペットのサイズは、畳と同じように「畳(じょう)」という単位で表します。また地域や建物により、規格が異なります。下の表を参考にしてください。

cm/単位 2畳 3畳 4.5畳 6畳
江戸間 176×176 176×261 261×261 261×352
本間 191×191 191×286 286×286 286×382
五八間 176×176 176×264 264×264 264×352
中京間 182×182 182×273 273×273 273×364
団地間 170×170 170×255 255×255 255×340

現在のカーペットの規格サイズは、江戸間と本間がほとんどです。まずは自宅の床のサイズを測り、どの規格に当てはまるかを確認しましょう。特にカーペットを敷き詰めたい場合は、より正確にサイズを測る必要があります。

織り方一覧
※文中の「パイル」とは、敷き物の下地に植え込まれているループ(輪)状の繊維(糸)のことです。

  • タフテッド タフテッドカーペットは、伝統的な織りカーペットとは違い、基布に刺しゅうのようにパイルを植えつけていく製法です。1950年代にアメリカで登場したタフテッドマシンにより、広く普及しました。高速で大量生産できるため、手頃な価格が魅力。以前は無地が主流でしたが、最近は色柄ものが多くなっています。
  • ダブルフェース織 一般的に販売されている柄カーペットは、このダブルフェース織がほとんどです。ウィルトン織の製法でできた表裏の生地にパイルを織り込み、でき上がったものを中央からカットします。2枚同時にでき、とてもスピーディーで大量生産が可能なため、価格もリーズナブルになります。
  • ウィルトン織 18世紀にイギリスで誕生した機械織りで、何色かの糸を使用し、多種多様なデザインの柄カーペットをつくることができます。機械織りでありながら、手織りのような上品な風合いがあり、耐久性にも優れているので、カーペットの中でも人気の高い織り方のひとつです。
  • 中国緞通(だんつう) ペルシャからシルクロードを通って中国に伝わったという手織りの製法。ボリューム感たっぷりの厚みと光沢、芸術的で繊細な柄の表現が特徴です。彫刻のような凹凸のついたカービングも魅力のひとつ。密度が高いほど、手間もかかる織り方です。耐久性があり長く使えます。
  • ジャガード織 ジャガード織のカーペットは薄くて使いやすく、折りたたんで収納できるのが特徴。織り方はウィルトン織と同じですが、こちらは細かいパイルを使うことができるので、毛足が短く薄いカーペットをつくることができます。ただ薄いぶん、耐久性に欠けるのが難点です。
  • パキスタン絨毯 シルクのようになめらかな肌触りで、ソフトな風合いが魅力。模様のほとんどは、幾何学模様のような遊牧民の部族の紋章で、これらが連続柄で手織りされています。また空間が華やぐ豊かな色彩も大きな特徴です。

「音」の配慮について

他人の「生活音」は不快なものです。とくにマンションなどの集合住宅では、階下の住人に対しての「音」のトラブルが依然大きな問題です。たとえば、子供が飛び跳ねたり走り回ったりすることで、下の階では衝撃音が発生します。また、食器やおもちゃなど、比較的軽量のものが床に落下したり、イスを引きずるだけでも下の階に響き、大きなトラブルになりかねません。そういったことから、最近では床衝撃音を軽減する機能が付いたカーペットや、クッションフロアなどの需要が増えてきています。階下の住人に不快な思いをさせないという思いやり、またトラブルを避ける意味でも、積極的に取り入れると良いでしょう。