家具-ベッドフレームの選び方
ベッドフレームは、寝室のインテリアを決める重要アイテム。また選び方次第で収納が充実したり、寝室の快適さがグンとアップします。どんな寝室にしようかとあれこれ思い描きながら、ベッド選びを楽しみましょう。
床板の種類
床板部分は、板状タイプとスノコタイプの大きく2つに分類されます。湿気の多い日本では、通気性を考慮したスノコタイプの需要が増えています。但し、カビなどの発生は床板をスノコに変えただけで解消できるものではなく、ベッドの設置場所や寝室そのものの通気性、環境なども影響します。スノコタイプの床板でも、日頃のこまめなお手入れや風通しを良くする工夫は必要です。
床板とマットレスの相性
床板とマットレスの組合せには相性があります。板状タイプの床板はほぼ全てに対応しますが、スノコタイプや、ヨーロッパで主流のウッドスプリングタイプの床板の場合、すき間の間隔が広すぎると、ポケットコイルスプリングの本来の寝心地が発揮されないことがあると言われています。スノコ状の床板とポケットコイルスプリングのマットレスを組み合わせる場合は、ポケットコイルの直径は大きめのもの、詰め物は厚めのものを選ぶと良いでしょう。
ベッドフレームタイプ一覧
- スタンダード 最も一般的なタイプです。ベッド下は大きなものをしまったり、ベッド下用の収納ボックスを利用して、収納場所として活用できます。
- 引き出し収納付き ベッド下にあらかじめ引出し収納を設けたタイプ。限られた寝室のスペースを有効活用でき、大変便利です。
- 2段ベッド 1人分のスペースで2人分のベッドを確保でき実用的。子供部屋用としてよく使われます。
- 低床ベッド ロータイプベッドのため部屋に圧迫感を与えず、すっきり見せることができます。また床から近い安心感を得られる特徴があります。
- 跳ね上げ収納 床板全体が跳ね上がりその下が大きな収納スペースとなっています。スキー板や丸めたカーペットなど長尺ものの収納にも重宝します。
- ロフトベッド 天井に近い高い部分を寝るスペースにすることで、ベッド下の空間をお部屋の一部として使うことができます。
- デイベッド 3辺に柵がついているのでクッションなどを置いてもたれかかることができ、昼間はソファとしても使えます。
- 天蓋付き ベッド全体がレース生地に包まれることで心が落ち着き、安心感が生まれます。また照明の光を和らげたり、冷暖房を緩和する効果もあります。
ヘッドボードの種類と機能
- 宮なしタイプ 板1枚のシンプルなものから、格子や美しい曲線のデザイン、木製ではなくアイアン製の柵状のものまで様々です。
- 宮付きタイプ ヘッドボード部分が棚になっていて、眼鏡や携帯電話、本などが置けます。照明付きやコンセント付きなら、ベッドで読書や充電ができて便利。
- クッションタイプ ヘッドボードがソファのようにクッションタイプになっているので、もたれてテレビを見たり、読書をしたりと、ゆったりとくつろいで過ごせます。
各部の名称とサイズ一覧
自分好みの素材を
お気に入りの素材を寝室に取り入れ、ゆったりくつろぎ、ぐっすり眠りましょう。木のぬくもりを感じる木製のベッドは、ベッドに最も適した素材と言えるでしょう。心身をリラックスさせ、日々の疲れを癒すのに効果的です。デザイン性に富んだアイアン製は圧迫感がなく、独特の雰囲気があります。個性的なインテリアがお好きな方におすすめです。表面が布地で覆われた布張りのベッドはカジュアルな感覚で楽しめ、一方革張りは革特有の高級感を演出できます。ベッドフレームは、寝室のインテリアの中心とも言える大きな家具。自分の好みに合った素材を選んで、心地よい空間を手に入れたいですね。