窓まわり-カーテンレールの選び方
かつては脇役的存在だったカーテンレール。カーテンのインテリア性が高まったことで、最近はレールも、ファッション性の高い商品が続々と開発されています。カーテンをより美しく引き立てる重要なアイテムとして、ぜひ注目したいですね。
カーテンレール
カーテンレールは大きく分けて、「機能性カーテンレール」と「装飾性カーテンレール」の2つの種類があります。それぞれの特徴を理解して、お部屋の雰囲気や用途に合わせて使い分けましょう。
機能性カーテンレール
カーテンの走行性を重視したカーテンレール。正面付けの場合、カーテンはレールが隠れるようにオーダーします。但しカーテンが開いている時にはレールが見えるので、ホワイトや木目など、壁の色やインテリアに合わせて、カラーにもこだわってみましょう。
- アルミタイプ・スチールタイプ
最も一般的なカーテンレールで、天井付けと正面付けのどちらにも対応しています。軽量なアルミタイプが主流です。通常はレースカーテンとドレープカーテンを合わせて取り付けることが多いため、ほとんどの窓にはもともとダブルレールが付いています。シングルレールは、カーテンを1枚だけ取り付けたい時や、ブラインド、シェードなどを組み合わせて使う場合に使います。
装飾性カーテンレール
様々なインテリアスタイルに対応した、デザイン性を重視したカーテンレール。お部屋の中で大きな面積を占める窓まわりを美しく彩り、インテリアの決め手にもなります。
- ウッドタイプ
木製レールは、装飾レールの最も代表的なものです。木のぬくもりを感じさせるあたたかい質感が特徴。最近はフローリングのお部屋が多くなっていて、それらとの相性は抜群です。天然木のほか、パイプに木製の樹脂をコーティングした木目調もあります。シングルレールとダブルレールがあります。
- アイアンタイプ
最近人気が高まりつつあるのが、アイアンタイプの装飾レール。クラシックデザインのヨーロピアン調のものから、シンプルなデザインのものまで豊富な種類が揃っています。素材は、ステンレスやアルミのほか、真ちゅう製など様々です。シングルレールとダブルレールがあります。
その他のレール
窓の形に沿って取り付けできるカーブレールや、絵をかけるためのピクチャーレールなどがあります。
- カーブレール
出窓やコーナーの間仕切りには、角や曲線に合わせ自由に曲げられる、カーブレールが便利。カッターで簡単にカットできるので、窓に合わせて調整できます。
出窓に小さな窓にコーナー窓に間仕切りに目隠しに - ピクチャーレール
ピクチャーレールとは、その名のとおり「絵」をかけるためのレールで、壁と天井との境目に取り付けるのが一般的。「絵を飾りたいけど、壁面に穴を開けるのはちょっと…。」そんな場合に重宝します。耐荷重はレールによって違いますが、耐荷重の範囲内であれば、絵以外のものも掛けられます。
カーテンフック
レールの取り付けには、壁面に取り付ける「正面付け」と、天井に取り付ける「天井付け」の2つの方法があります。カーテンフックには2つのタイプがあり、「Aフック」は装飾性レールや天井付けの機能性レールに使用します。ドレープがきれいに見えるのが利点です。「Bフック」は正面付けの機能性レールに使用します。「Aフック」にくらべてカーテンが高い位置に付くので、光もれの心配がありません。
アジャスターフック
ニトリの既製カーテンに付属するアジャスターフックは、ドレープを美しく見せるAフック仕様です。取り付け時に多少微調節することも可能です。
- 天井付け
- 正面付け
- 装飾性レール
- カーテンボックス
レールにもこだわる

カーテンにこだわるのは当たり前ですが、本来脇役であるカーテンレールも、上手に選べばお部屋がグンと魅力的になります。人に見せる機会の多いリビングにはデザイン重視の装飾レール、寝室には機能重視の機能レールなど、用途に合わせて選びましょう。また、レールの取り付けは思いのほか難しいものです。下地の知識やエアコンの取付位置など、見落とすと失敗するポイントがいくつかあるので気をつけましょう。さらに機能レールと装飾レールのどちらを選ぶかでも、取付位置が変わってくるので要注意です。