家具-ベッドマットレスの選び方

ベッドマットレス選びでは、体型や寝姿勢に合った硬さやサイズ、素材に注目することが大切です。
自分にぴったりのマットレスを見つけるためのポイントをおさえ、失敗しない選び方を紹介します。
良い眠りのために
良い眠りには寝姿勢の維持と体圧分散が重要です。購入前に、寝心地が気になる方は、お店で実際に試すことで、最適なマットレスを見つけやすくなります。
正しい寝姿勢の維持と体圧分散性

人が直立した時、背骨はS字カーブを描きます。理想的な寝姿勢は、寝ている間もこのカーブを維持することです。マットレスが硬すぎると、体の凹凸にフィットせず、圧力が集中して寝返りが増え、睡眠が浅くなります。逆に、柔らかすぎると腰が沈み、「くの字型」になり腰痛の原因に。理想のマットレスは、S字カーブを支え、体圧を分散するものです。
お店で寝てみましょう

寝心地が気になる方は、お店で実際に横になって感触を確かめてみましょう。あお向け、横向き、うつぶせなど、いろいろな姿勢で寝心地をチェックすることが大切です。
特に「寝返りのしやすさ」に注目し、無理なく寝返りができるかを確認しましょう。
お近くのニトリで、ぜひ実際にお試しください。
知っておきたいマットレスの知識
質の高い睡眠には、自分に合ったマットレス選びが欠かせません。
以下で、自分に最適なマットレスを見つけるためのポイントを解説します。
主な種類と特徴
コイルマットレス
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- ボンネルコイル
- ボンネルコイルスプリング(連結スプリング)は、らせん状のバネが連結されており、しっかりとした弾力面で体を支えるスタンダードなスプリングです。
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- ポケットコイル
- コイルスプリングがひとつひとつポケット(袋)に包まれているので、それぞれが独立して動き、体の重さや凹凸に合わせて沈み込みます。体圧分散に優れた構造です。
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- 高密度スプリングコイル
- 1本の鋼線を緻密に編みあげる高度な製法により、継ぎ目のない一体化した中空構造を実現した、国内で唯一フランスベッドだけが生産しているスプリングです。耐久性と通気性に優れています。
- 高密度スプリングコイル
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- ポスチャーテックコイル
- 身体の凹凸や体圧に合わせて反発力が変化するシーリーのベーシックモデルコイルです。コイルの巻きの始点に微妙な角度をつけることで、荷重が増えるにつれて反発力が増大します。
- ポスチャーテックコイル
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ノンコイルマットレス
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- 金属スプリングを使っていないベッドマットレスです。代表的なものは、低反発ウレタン、高反発ウレタン、ラテックス、ウォーターベッド、エアベッドなど。金属部分がないのでリサイクルしやすく、使用後の環境負荷が少ないのも特徴のひとつです。
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- 低反発マットレス
- 低反発マットレスは、体にフィットしやすく、寝姿勢に合わせて沈み込みます。体が包み込まれることで、特に横向き寝の際に安定感を提供します。
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- 高反発マットレス
- 高反発マットレスは、体を強く跳ね返し、沈み込みを抑えます。これにより体圧が均等に分散され、良い寝姿勢を維持できます。また、寝返りがスムーズにでき、通気性が良いため夏でも蒸れにくいのが特徴です。
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マットレス選びのポイント
寝姿勢、体のサイズに合わないマットレスを使用すると、腰痛や寝付きの悪さの原因になることも。
マットレス選びのポイントをおさえましょう。
硬さ・サイズから選ぶ
寝姿勢にあった硬さを選ぶ
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- ふつうの硬さが適している方
- あお向け寝の方にはふつうの硬さがおすすめです。沈み込みやすい首、腰周りをほどよくサポートできます。
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- かためが適している方
- うつぶせ寝の方には腰のそり返りや首への負担を軽減するかためのマットレスがおすすめです。沈み込みを防ぐサポート力があるため、がっちり体型や体重が重い方にも適しています。
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- やわらかめが適している方
- 横向き寝は肩や腰に負担がかかるため、沈み込みつつ支えるやわらかめのマットレスがおすすめです。ただし、腰が沈みすぎると寝返りしにくいため、適度な弾力も重要です。
適切なサイズを選ぶ
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- セミシングル
横幅約80~85cm - 2台でクイーンサイズ。ライフスタイルに合わせて使い分けられるのも魅力。
- セミシングル
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- シングル
横幅約97~100cm - 一人暮らしにおすすめの一般的な1人用。
- シングル
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- セミダブル
横幅約120cm - 寝返りも安心。ゆったり眠れる1人用。
- セミダブル
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- ダブル
横幅約140cm - ふたりでコンパクトに、ひとりでゆったり快適に眠れるサイズ。
- ダブル
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- クイーン
横幅約170cm - ふたりで快適に、ファミリーでも寝られる広さ。
- クイーン
おすすめのサイズ
1人でお休みの場合はセミダブル、2人でお休みの場合は
セミダブル以上のサイズを選ぶことで、
寝返りを打つ際に充分なスペースを確保でき、より快適に眠れます。


マットレスのスプリングの当たりが気になる方、寝心地を改善したい方には、上に重ねるだけで寝心地を変えられるマットレストッパーがおすすめです。マットレスの買い替えが難しい方は、ぜひお試しください。
メンテナンスと買い替えの目安
ベッドマットレスは毎日使うものだからこそ、日々のお手入れと買い替えのタイミングが重要です。
お手入れ方法と買い替えのサインを知り、快適な眠りを維持しましょう。
ベッドマットレスのお手入れ方法
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- ベッドパッドを使用する
- 快適な眠りと汚れ防止のため、必ず使用してください。マットレスの上に敷くだけで、汗をしっかり吸収します。さらに、洗濯機で丸洗いできるので、いつでも清潔に使えます。
- ベッドパッドを見る
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- ベッドパッドはこまめに交換
- マットレスは布団のように簡単に干すことができません。汗を吸ったベッドパッドを使い続けると、湿気がマットレスに移ってしまいます。3ヶ月に1度はマットレスも陰干しするのが理想的です。
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- 3ヶ月に1度は
上下の入れ替えを - 寝姿勢には個人差があり、同じ場所に荷重がかかり続けます。マットレスの上下や表裏を入れ替えることで、荷重位置が変わり、スプリングのへたりを防げます。ただし、片面使用の製品は寝心地が異なることがあります。
- 3ヶ月に1度は
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- 折り曲げ、飛び跳ねは厳禁
- マットレスを折り曲げるとスプリングが破損し、快適な睡眠を妨げるだけでなく、ケガの原因にもなります。お子様が飛び跳ねることも、スプリングや床板を壊す原因になります。
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- すぐにキレイに
- 湿気はマットレスに大敵です。濡れた場合は完全に乾燥させ、ひどい汚れは中性洗剤でふき取った後、洗剤が残らないよう水で拭き取ってからしっかり乾燥させてください。
買い替えのサイン

マットレスの寿命は、いくつかのサインで確認できます。これらのサインを見逃すと、睡眠の質に影響を及ぼし、体に不調を招くこともあります。
交換時期を判断するためのポイントを紹介します。
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- 購入から年数が経っている場合
- マットレスの交換時期は、素材や日頃の使用状況、お手入れの有無などに左右されますが、一般的に5~10年程度とされています。低反発ウレタンなどの柔らかい寝心地のマットレスは、他の素材に比べ寿命が短い傾向にあります。マットレスご購入から数年経過している場合、一度マットレスの状態を確認することをおすすめします。
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- 寝心地が悪化している場合
- マットレスは、使い続けるうちにクッション性が劣化し、体に合わなくなることがあります。これにより、疲れが取れない、熟睡できない、体に痛みを感じる可能性があります。腰痛や肩こりなどの不調が続く場合は、現在の状況にあったマットレスへの買い替えを検討してみても良いかもしれません。
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- へたりや凹みがある場合
- マットレスが凹んでいる場合、スプリングやウレタンの劣化が考えられます。特に腰やお尻部分に凹みがあると、不自然な寝姿勢となり、寝苦しさや体の痛みを引き起こします。寝転がった際に腰が浮いたり、体型が跡に残る場合はへたり具合を確認し、元に戻らない場合は買い替えの検討が必要です。
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- 臭いや汚れが取れない場合
- マットレスを不衛生なまま放置すると、ダニやカビが発生し、健康を損なう原因になります。また、ベッドフレームにも悪影響を与える可能性があります。臭いや汚れが取れない場合、お手入れしても改善しないようなら、買い替えを検討することをお勧めします。
ニトリでは、一人ひとりのライフスタイルに合った多彩なマットレスをご用意しています。
買い替えの際は、ぜひニトリで自分にぴったりのマットレスを見つけ、
より快適な睡眠環境を整えてください。