キッチンの嫌な臭いはもうこりごり…原因と23個の対策を紹介

キッチンから漂う嫌なニオイに悩んでいませんか?キッチンは食材を調理する場所であり、清潔にしておきたい場所ですが、様々なニオイが発生しやすい環境です。本記事では、キッチンの嫌なニオイの原因を明らかにするとともに、具体的な対策を紹介します。ニオイの原因を解消し、清潔で快適なキッチン環境を保ちましょう。

キッチンの嫌なニオイの原因
キッチンで発生する嫌なニオイは、料理の過程や日常的な使用によるものが多く、ニオイの発生源となる場所が複数箇所あります。まずはキッチンのニオイのもとになりやすい場所とその原因を確認しましょう。
01
生ゴミ・ゴミ箱からのニオイ
ゴミ箱からの嫌なニオイは生ゴミに発生した雑菌によるもので、「栄養(生ごみ)」「水分」「温度」「酸素が薄い密閉空間」の条件がそろうと発生します。生ゴミの水気を切らずに三角コーナーに放置すると臭うのも、この条件がそろってしまうからです。
02
排水口・シンクからのニオイ
排水口はキッチンの中でも特にニオイが出やすく、排水溝のふたやゴミ受けにたまった食べ物のカス、排水トラップに溜まっている封水の汚れなど、雑菌の栄養が貯まりやすい環境なので悪臭が発生しやすいといえます。
03
ふきんのニオイ
ふきんは生乾きになりやすく、洗っても落とし切れていない油汚れなどが酸化し、生乾き臭+腐敗臭といった悪臭になってしまいがちです。これらは水洗いでは対処できないので、毎日除菌をする必要があります。
04
冷蔵庫の中のニオイ
冷蔵庫は様々な食材が集まる場所なので、ニオイが混じることが原因です。また冷蔵庫はニオイがこもりやすく、特にニラのようなニオイの強いものや発酵食品、作り置きの料理などを保存していると、庫内にニオイが充満していまいます。
05
コンロ周りやレンジフードのニオイ
原因は主に油。調理中に周りに飛び散った油汚れが酸化して、嫌なニオイになってしまいます。またレンジフードの近くで喫煙している場合、タバコがニオイの原因になることも。
06
電子レンジからのニオイ
電子レンジを開いた時に感じる嫌なニオイは、温めた際に食品が飛び散ってしまうことが原因。油による酸性の汚れやタンパク質のアルカリ性の汚れのほかにも、水蒸気による水垢やカビなど多岐にわたります。
07
魚焼きグリルのニオイ
魚焼きグリルのニオイの原因は、魚を焼いたときの油と焦げによるものです。コンロ周りのような油汚れによるニオイのほかに、魚特有の生臭さなどがグリル内に残ってしまいます。
キッチンのニオイ対策
生ゴミ・ゴミ箱編
生ゴミのニオイを発生させないためには、「栄養(生ごみ)」「水分」「温度」の条件をそろえないことが大切です。習慣だけではなく、便利グッズを使うだけで対処できるニオイ対策を紹介します。
01
捨てる時はチラシや新聞紙に包む

三角コーナーは生ゴミのニオイのもとになるので、いっそ使わないのも手。替わりにチラシや新聞紙に包めば水気を切ってくれるので、悪臭を防ぐことができます。新聞紙に使用されているインクはニオイを抑えてくれるとも言われており、生ゴミのニオイ対策にぴったりです。
02
重曹を振りかけてから捨てる

生ゴミに重曹を振りかけてから捨てると、 アルカリ性の重曹が酸性の生ゴミのニオイを中和し、無臭の中性へと変化します。また重曹は水分によって固まり水気も抑えられるので、さらに消臭効果が期待できます。
03
パッキンや抗菌機能付きの
ゴミ箱を使用する

ゴミ箱内は密閉空間のため、ニオイの元の雑菌が発生しやすく、ふたを閉じていてもゴミ箱から生ゴミ臭が漏れてしまうことも。キッチン用は密封性が高いパッキン付きのものにして、ゴミ箱内のニオイが外に漏れないように対策をしましょう。

こちらのゴミ箱は密閉パッキン付に加え、抗菌効果のあるAg⁺加工がされているので、ゴミ箱内の菌の繁殖を抑えてくれます。
キッチンのニオイ対策
排水口・シンク編
毎日使う排水口やシンク周りからの嫌なニオイは、キッチンのニオイでも気になる場所の一つ。嫌なニオイの原因から解消する、具体的な対処法をお伝えします。
01
排水口を定期的に掃除する

排水口の定期的な掃除を怠ると、食べ物のカスや油脂が溜まり、悪臭や詰まりの原因となります。できれば毎日、難しければ週に2~3回の頻度でできると清潔な状態でキープできます。

排水口のフタやゴミ受けだけでなく、封水トラップ周辺も週に一度、ブラシなどでしっかりと掃除しておくと良いでしょう。
02
50〜60℃の熱湯で除菌する

排水口のニオイの原因である雑菌は熱に弱く、熱湯をかけることで除菌効果があります。ただし60度以上のお湯は排水管の塩ビ管の破裂につながるので注意。また重曹を排水口に振りかけてからお湯をかけるとさらに消臭効果がアップします。
03
油をそのまま流さない

調理中に発生した油をそのまま流すと、油が排水管の詰まりを引き起こし、食べ物のカスや油脂が流れずニオイの原因になります。
キッチンペーパーで吸い取るのも手ですが、この油吸い取り専用のお掃除わたを使えば簡単。少量でぐんぐん油を吸い取ってくれて、吸い取った後も油がたれにくいので、後処理の面倒が減ります。
04
魚のニオイはクエン酸を使って掃除する

魚をさばいた時の生臭いニオイがシンクに残っている場合は、クエン酸など酸性の洗剤で掃除をするとニオイが軽減されます。
このスポンジはクエン酸入っているので、濡らすだけで簡単にお掃除ができ、気になったときにさっと掃除ができます。またクエン酸は水垢落としにも効果があるので、ニオイ対策だけでなく水回りをピカピカにできます。
キッチンのニオイ対策
ふきん編
毎日使うキッチンふきん。雑菌が繁殖しやすく、生乾きのイヤなニオイが気になる方も多いはず。今回は、ふきんを清潔に保つための具体的な洗い方や、ニオイの原因と対策を徹底解説します。
01
耐熱容器に入れて
1分間電子レンジでチンする

1日の終わり、ふきんを洗った後は電子レンジで1分あたためるだけで、簡単にふきんの除菌ができます。加熱後はそのまま干して乾かすだけ。毎日のルーティンに取り入れてみましょう。
02
漂白剤につけ置きする

ふきんの嫌なニオイを防ぐためには、定期的に漂白剤につけ置きすることが効果的です。バケツやシンクに水を溜め、適量の漂白剤を加えてふきんを2~3分つけ置きしましょう(汚れが目立つ場合は30分ほど)。つけ置き後は、よくすすいで乾燥させるだけで、嫌なニオイをしっかりと防ぐことができます。
03
使い捨てのふきんを使用する

使い捨てタイプにすれば、生乾き臭や洗いきれなかった汚れのニオイ問題も一気に解決できます。衛生的で手軽に取り換えられるだけでなく、洗濯・除菌の手間を減らすことができるので家事を楽にしてくれます。
キッチンのニオイ対策
冷蔵庫編
冷蔵庫をあけたときに感じる嫌なニオイ。食べ物のニオイが混ざり合い、冷蔵庫を開けるのが憂鬱になることも。そんな冷蔵庫のニオイを消すための具体的な方法や、ニオイの原因となる食品の保存方法などを解説します。
01
ニオイ取りは冷蔵庫の下段に置く

悪臭は空気より重いので下に溜まる傾向があり、消臭剤も下に置くほうが効果的です。

消臭剤を置くならニオイの元から消臭してくれるものがおすすめ。「活性炭脱臭」「バイオ消臭」「AG⁺除菌」の3つの力で強力消臭してくれます。
02
ニオイの強い食材は密閉して保存する

作り置きのおかずや発酵食品などのニオイの強いものは、保存容器やジッパーなどを活用して、ニオイを漏らさないように保存しましょう。特にガラス素材の保存容器はニオイ移りがしにくく、食品の保存にも優れているのでおすすめです。
キッチンのニオイ対策
コンロ周りの油汚れ編
コンロ周りの油汚れの対策を行い、キッチンの嫌なニオイを防ぎましょう。コンロ周りの油汚れは時間が経つと酸化し、嫌なニオイを発生させる要因となります。早めの対策が重要です。
01
油汚れをその日のうちにふき取る

油は時間が経つと固まって取り除きにくいので、その日のうちにふき取りましょう。
この毎日とりかえスポンジは重曹入り。水に濡らすだけで簡単に油汚れをふき取れます。アルカリ性の重曹で酸性の油汚れを除去し、汚れたらすぐに捨てられる。まさにコンロ掃除にぴったりな便利グッズです。
キッチンのニオイ対策
レンジフードの油汚れ編
レンジフードが換気扇を止めた状態で臭う場合はレンジフード自体が、付いた状態の場合は室内や排気口のニオイが原因です。レンジフードが原因の場合は、油ハネなどの汚れを取り除きましょう。
01
フィルターを付けて汚れを予防する

なかなか掃除がしづらいレンジフードは汚さない対策をとりましょう。フィルターを付ければ油ハネによる汚れの予防ができ、たばこのニオイやほこりもキャッチしてくれます。1か月を目安に張り替えましょう。
キッチンのニオイ対策
電子レンジ編
電子レンジ内に食材の残りカスや油汚れがたまると、不快なニオイが発生しやすくなります。これを防ぐためには、毎回使用後に簡単な清掃を行うことが重要です。
01
使用後は必ずふき取る

電子レンジの汚れの放置は、ニオイの原因になる以外にも、頑固な汚れになったり、電子レンジの稼働効率が落ちるのでNG。
このマイクロファイバーは20枚入りの使い捨てタイプなので気兼ねなく使えて、吸水力が抜群で汚れをキャッチしてくれます。電子レンジを水拭きした後、コンロもふき取って捨てるなど、手間もなくささっとお掃除できるのにピカピカになる優れものです。
02
重曹を使って油のニオイを落とす

油によるニオイは酸性によるものなので、アルカリ性の重曹を使って中和させることで消臭することができます。耐熱容器に水200ccに対し、重曹大さじ2を入れて混ぜ、電子レンジで5分加熱しましょう。その後10分程度放置して熱を冷ましたら、ふきんやペーパータオルで庫内を拭きましょう。先ほど紹介した使い捨てマイクロファイバーで拭くとさらに汚れを落としやすくなり、おすすめです。
03
生臭いニオイが残るときは
クエン酸やお酢を使う

魚などのタンパク質による生臭いニオイはアルカリ性によるものです。なので、酸性のクエン酸やお酢を使って、ニオイを中和させましょう。耐熱容器に水200ccに対し、お酢大さじ3を入れて混ぜ、電子レンジで5分加熱しましょう。こちらも同じく10分ほど放置して熱を冷まして、庫内をふき取ればニオイを解消できます。
キッチンのニオイ対策
魚焼きグリル編
魚焼きグリルを使った後に気になる油や魚の生臭いニオイ。せっかく美味しい料理を作っても、嫌なニオイが残ってしまうと気分も台無しです。今回は、そんなキッチンを清潔に保つための魚焼きグリルの徹底的なニオイ対策をご紹介します。
01
料理後になるべくすぐ洗う

魚焼きグリルの掃除は大変なイメージが強いですが、料理後なるべく時間を置かずに洗うと汚れが落ちやすいので、使用後早めに洗いましょう。

油汚れには重曹を使って洗うのがおすすめ。このスポンジは水に濡らすだけで、簡単に重曹を使ったお掃除ができます。使い捨てタイプだから汚れたスポンジをそのまま捨てる罪悪感もなく、ささっと洗うのに便利なアイテムです。
02
空焼きをする

掃除してもニオイがなかなか落ちないときは、掃除の後に5分ほど空焼きをしてみましょう。これだけで庫内のニオイやべたつきを軽減してくれます。
03
お茶やコーヒーの出がらしを焼く

お茶の葉や紅茶のティーパックの中身、コーヒーの粉の出がらしは消臭効果があります。やり方は、グリルの受け皿を洗って、湿った状態のまま受け皿の上に出がらしを広げ、3分程度弱火で加熱し、よい香りがしてきたら火を止めましょう。これだけで魚焼きグリルの強いニオイを取り除けます。
04
魚のニオイは
クエン酸を使って消臭する

油のニオイではなく、魚のニオイが気になる…という方は、クエン酸水で拭き掃除をしてみましょう。グリルに残る魚の生臭さはアルカリ性のニオイが原因。酸性のクエン酸を使えば、中和されてニオイがなくなります。
キッチンの原因と対策まとめ

本記事では、キッチンの嫌なニオイの主な原因とその対策を場所別にわたって解説しました。これらを定期的に行うことが大切です。継続して行い、長期的に快適なキッチン環境を維持していきましょう。
生ゴミ・ゴミ箱・
排水口・シンク・
ふきん編で
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冷蔵庫編
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コンロ周り・レンジフード・
電子レンジ・
魚焼きグリル編で
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